12月
27
2011

デザイン=心理学??


人事の方におすすめして頂いた本。

「デザインは心理学だよ」

この言葉、刺さりました。

人を動かすデザイン=心理学

どうやらアフォーダンスがキーワードらしい。

 レイアウトの法則―アートとアフォーダンス
新聞や雑誌のページを割り付けたり、洋裁の型紙を割り付けたりすること。レイアウトとは通常そのような行為を意味するデザイン用語とみなされている。だがその射程には、芸術や表現行為全般が含まれているのではないか、その根底には、人間の知覚・感覚の本質とも共鳴する何かが潜んでいるのではないか? 本書は「レイアウトとは何か」というささやかにして大胆な問いから出発し、多彩なアプローチによってその核心へと迫っていくことを意図して書かれた書物である。

この独創的な問題提起を可能としたのが、サブタイトルや帯でうたわれているアフォーダンスという視点の導入である。本来これはJ.J.ギブソンが発案した「協調としての行為が関連する環境の性質」を意味する生態心理学の概念なのだが、日本におけるこの分野の第一人者として知られる著者は、人やモノの表面の「肌理」へと注目することによって、今までの研究蓄積をレイアウト概念の再考察へと生かすことに成功した。絵画、写真、建築、組み版、相撲、リハビリテーション、ダンスなど取材の対象は多岐にわたるが、著者はこれらの事例を「光」「余白」「力」などの切り口から注意深く観察し、それらにうかがわれるレイアウトの本質が「肌理の性質を持った周囲」にあることを説得力豊かに論証していく。D・A・ノーマンの『誰のためのデザイン?』にみられるように、アフォーダンスと表現の関係というと従来は狭義のデザインに限定されていた観があるのだが、本書の問題提起はその裾野を大きく広げ、芸術全般を本格的な考察の対象とする可能性を開いたに違いない。

ところで、対話者の1人として本文中にも登場する鈴木一誌が手がけたブックデザインについてもひと言触れておくべきだろうか? 本書を一読した後、通常どおりの意味でも十分美しく読みやすいそのレイアウトの違った側面に目が止まるようなら、しめたものという気もする。(暮沢剛巳)

内容(「BOOK」データベースより)

魚や野菜や果物の肌理を見る。人の黒眼と白眼の比率を見る。歩く人の脚の振れ具合を見る。異性を見る。曲がり角の向こうをのぞく。そのような時に知覚していることは、すべてレイアウトである―。絵画からリハビリテーションまで、その本質を光・余白・力のレイアウトとして描き切る、生態心理学=アフォーダンスの平易で画期的な実践への招待。

内容(「MARC」データベースより)

1ページの中にどれくらいの大きさの文字をどうレイアウトするとカッコイイか? 輪郭を描かずに色のレイアウトだけで山を描くことは可能か? 壁のどの高さにどれくらいの窓をあけると心地がいいか? 生態心理学への招待。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐々木 正人
生態心理学者。1952年、北海道生まれ。現在、東京大学大学院情報学環・教育学研究科教授。知覚研究のシナリオを完全に書き換えた新たな認知理論=アフォーダンスの最前線で、多数の著作、翻訳監修を手がける。アフォーダンス研究の現在の重心の一つはアート制作とのコラボレーションに置かれており、その研究に垣間見える、人生と表現が入れ子になった知覚世界の探究は、認知科学をはじめとする諸自然科学、哲学、そして無数のフィールドで活躍するアーティスト達からの大きな関心を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 デザインの生態学―新しいデザインの教科書

内容(「BOOK」データベースより)

「かたち」のデザインから「リアリティ」のデザインへ。新しい「デザイン」の教科書誕生。デザインの未来をひらく、アフォーダンスのデザイン的展開/生態学的アプローチ。

内容(「MARC」データベースより)

人間の衣食住のサイクルにおけるデザインの位置付けを、豊富な図版と実践例を用い、デザインの生態学実践のプロセスを分かりやすく解説。付録にブックガイド、名言集、年表、デザイン相関図を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

後藤 武
建築家/中部大学助教授/慶応義塾大学、横浜国立大学非常勤講師。一級建築士事務所UA共同主宰。1965年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻修士課程修了。同大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。隈研吾建築都市設計事務所などを経て、現職佐々木 正人
東京大学大学院情報学環/教育学研究科教授。1952年生まれ。筑波大学大学院心身障害学専攻修了

深沢 直人
プロダクトデザイナー/Naoto Fukasawa Design代表。1956年生まれ。多摩美術大学立体デザイン科卒業。IDEO東京オフィス(代表)などを経て、2003年、Naoto Fukasawa Designを設立。同年、(株)タカラ、(株)ダイヤモンド社と新ブランド「±0」を立ち上げる。デザイン・ワークショップ「without thought」の開催やKDDI/auの携帯電話「INFOBAR」のデザインなどで知られる。2002年度毎日デザイン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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